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資格:元引きこもりが危険物取扱者甲種取得に至るまで

その他

突然ですが、先日危険物取扱者の甲種を取得し終えました。
最初は危険物取扱者乙種4類から始まり、その後に6類、3類、5類を取得し、
最後に甲種を取得するに至りました。その間約2年。

甲種取得迄に結構な時間がかかりましたが、これは私が学生時代の多くを
勉強せず過ごしたというのが大きな要因になっていると思います。
中学・高校の多くの時間を自宅でのネットゲームに費やしたため、
物理化学で特に苦労しました。

そんな私が、どのような学習で乙種から甲種の合格迄に至ったかを
解説しようと思います。

本日の記事は以下の内容で構成されています。

1.危険物取扱者甲種を取得するメリット・デメリット

2.危険物取扱者甲種取得までのロードマップ

3.実際取得してどうだったか

危険物取扱者甲種を取得するメリット・デメリット

危険物取扱者甲種とは?

危険物取扱者甲種は、消防法に基づく国家資格で、危険物(第1類~第6類)のすべての類の取り扱いや立会いができる資格です。乙種の場合は取得した類に限定されますが、甲種はすべての類をカバーできる点が大きな違いです。

取得のメリット

  1. すべての危険物の取り扱いが可能
    • 乙種は取得した類の危険物しか取り扱えませんが、甲種はすべての類の危険物を扱えるため、業務の幅が広がります。
  2. 危険物施設の管理者・責任者になれる
    • 危険物を扱う施設で責任者としての役割を果たせるため、キャリアアップにつながる可能性があります。
  3. 化学・製造業などでの評価が高い
    • 化学プラント、製造業、消防関連、エネルギー業界などで有利になることが多いです。
  4. 資格手当や転職に有利
    • 企業によっては資格手当が支給される場合があります。また、転職の際に評価されることもあります。

取得のデメリット

  1. 試験が難しい
    • 乙種に比べて出題範囲が広く、特に化学の知識が求められます。そのため、理系の知識が苦手な場合はハードルが高くなります。
  2. 受験資格のハードル
    • 受験資格を満たすには、乙種を4種類取得する(すでに満たしている)か、特定の学歴が必要です。
  3. 実際の業務で不要なこともある
    • 企業によっては乙種の資格があれば十分な場合もあり、甲種を持っていても業務内容が変わらないことがあります。
  4. コストと時間がかかる
    • 受験費用や教材費に加えて、合格するための学習時間が必要です。

結論

危険物取扱者甲種は、業務の幅を広げ、転職やキャリアアップに有利な資格ですが、試験が難しく、業種によっては活かせないこともあります。

危険物取扱者甲種取得までのロードマップ

甲種を受験するためには、以下の験資格いずれかを満たす必要があります。

1.大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
2.大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
3.乙種危険物取扱者免状を有する者
4.乙種危険物取扱者免状を有し、要実務経験(2年)
5.修士・博士の学位を有する者

1. 乙種を飛ばして甲種を受験できる人もいる

  • 理系の大学を卒業している、または化学関連の単位を15以上取得している場合、乙種なしで甲種の受験が可能
  • 甲種の受験料は 7,200円、乙種は 5,300円なので、受験資格があるなら直接甲種を受ける方が経済的。

2. 乙種を4種類取得して甲種を受ける方法

ほとんどの人は乙種を4種類取得して甲種の受験資格を得る必要があると思います。
そこで、最初に乙4(第4類)を取得するのがおすすめ

  • 乙4で扱える危険物は日常生活でよく使われるため、需要が高い。
  • 仕事でも役立ちやすい。

3. 試験の基本情報

  • 試験科目:「法令」「物理化学」「危険物の性質・消火方法」
  • 各科目を60%以上 取らないと合格できない。
  • 過去問が重要:出題傾向が似ているため、繰り返し解けば合格しやすい。

おススメのテキストは公論出版のテキスト。
テキスト・過去問・解説が1冊にまとまっているので、これ1冊あれば大丈夫です。(甲乙問わず)

甲種危険物取扱者試験 令和7年版 乙種4類 危険物取扱者試験 令和7年版 乙種1・2・3・5・6類 危険物取扱者試験 令和7年版

4. 乙種を1つ取ると「科目免除」がある

乙種を取得すると、次回から 「法令」と「物理化学」が免除 され、「危険物の性質・消火方法」だけ受験すればOK。
そのため、最初に乙4を取得すれば、他の乙種は10問の試験を受けるだけで合格できます。

5. 甲種受験に必要な乙種の組み合わせ

  • 「1類 or 6類」,「2類 or 4類」, 3類, 5類 の4種類が必要。
  • おすすめの組み合わせ:6, 4, 3, 5類
    • 6類 は範囲が少なく、覚えるのが楽。
    • 4類 は実用性が高く、最初に取るのがおすすめ。
    • 3類と5類 は必須なので避けられない。

最小限の労力で合格したいなら、甲種の受験資格をすぐに満たして
学習した内容が頭に残っているうちに甲種受験するのがおすすめです。

6. 効果的な勉強法

過去問を繰り返し解く(甲乙)

過去問から多く出題される傾向があるため。

アプリ・動画・テキストを活用(特に乙4は教材が豊富)

ほとんどの場合は過去問を繰り返し解いて解説を読み
理解力を上げるのが吉。
ただ、甲種になってくると理解の難しい問題も出てくると思います。
そういった場合はYoutubeの動画や、過去問ができない外出時などは
アプリを活用しましょう。

苦手な分野は工夫して覚える(例:歌で暗記)

どうしても暗記が必要でそれでも頭に入らないことがあるかと思います。
そういった時は、工夫して覚える努力をしましょう。
私の場合は有機化学が苦手だったので、有機化学について
歌でまとめている動画を外出時や作業時は聞き流していました。
個人的には歌にすると覚えるのが早かったので、おすすめです。

危険物甲種取得してどうだったか

現在また無職に舞い戻り、
求人を探している途中です。

せっかく危険物取扱者甲種を取得したので活用したいところですが、
それは意外と難しいかもしれません。
というのも、危険物取扱者甲種を必要とするところが結構少ない。
現状はオーバースペック、求人だけなら乙4で十分という印象です。

以前勤めていた会社では手当が出ていたので、
製造業関連の人は資格手当が出ないか確認してみるとよいかもしれません。

まとめ

  • 最初に乙4を取得 → 他の乙種を3つ取る → 甲種受験 という流れ。
  • 過去問が最重要!繰り返し解けば合格に近づく。
  • 効率的に学習するために、アプリ・動画を活用し、暗記しにくい部分は工夫して覚える。

この方法で進めれば、甲種取得への道がスムーズになります!
学習範囲が広く大変ですが、頑張りましょう!

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