僕は日商簿記3級に一度挫折しましたが、
その後、独学1ヶ月で合格することができました。
この記事では、
「なぜ最初は不合格だったのか」
「何を変えたら独学で合格できたのか」
を、実体験ベースでまとめています。
といっても、特別な才能や根性論はありません。
やることは実にシンプルで、
やるべきことを決めて、それを繰り返しただけです。
僕は最初、資格取得のための学校に通っていました。
しかし意欲も低く、バイト終わりの勉強は眠気との戦い。
結果、試験は当然のように不合格でした。
学費を親に出してもらっていたこともあり、
この失敗は長い間、黒歴史として心に残っていました。
その後、危険物取扱者甲種を取得し、
次に何を勉強するか考えたとき、
「やり残したままの簿記3級」にもう一度向き合うことにしました。
この記事では、
- 挫折したときにやっていた勉強方法
- 独学1ヶ月で合格できた勉強方法
この2点を中心に解説します。
※本記事は「日商簿記3級」を前提にしています。
全商簿記とは試験範囲や難易度が異なる点に注意してください。
以後簿記3級と記事内では記載します。
簿記3級に挫折した理由
簿記3級に挫折する人は多いですが、原因はだいたいパターン化できます。
これは日商簿記3級でもよく見られる失敗例です。
結論から言うと、当時の僕はやる気がありませんでした。
ただ、「やる気がない」で終わると、また同じ失敗をします。
なのでこの記事では、なぜやる気が出なかったのかを分解して整理します。
僕が挫折した原因をまとめると、次の3つです。
- 簿記を学ぶ意義が就活目的で、資格をどう生かすか考えていなかった
- 学校に通っていることで満足して、勉強が受け身になっていた
- バイト終わりで集中力が残っておらず、勉強時間が機能していなかった
ここから、当時の状況を具体的に振り返っていきます。
資格取得が目的化していた
そもそも、当時の僕は簿記そのものに
強い興味があったわけではありません。
簿記を勉強しようと思ったきっかけは、
「就活で有利になりそうだから」という理由でした。
資格を取ることで応募先からどう評価されるか、
そこばかりを気にしていて、
「簿記の知識をどう使うか」という視点が完全に抜けていました。
目的が「評価されるための資格」になっていたので、
勉強そのものに意味を見いだせず、
結果としてモチベーションも上がらなかったのだと思います。
資格の学校に通っても簿記3級に挫折した理由
この失敗も、先ほど挙げた
「目的意識の弱さ」と「受け身の姿勢」が原因でした。
当時の僕は、資格学校に通っていながら、
授業を「受けるだけ」の状態になっていました。
分からないところがあっても質問せず、
テキストが理解できなくなっても立ち止まらない。
では、資格の学校の良さとは何でしょうか。
学校には教えてくれる講師がいます。
もちろん生徒はお金を払っているので、
分からない部分があれば自己主張して教えてもらうべきです。
しかし当時の僕は受け身で、
夕方から夜間にかけて学校があったこともあり、
バイト終わりの授業ではうつらうつらしていました。
テキストも最初は理解できていましたが、
途中から分からなくなってもそのまま放置。
終了時間まで、ただ座っているだけでした。
とりあえず学校に来ているだけの生徒で、
講師から見ても、正直教えがいのない存在だったと思います。
結果として、「通っているだけ」で理解しようとしない姿勢が、
簿記3級に挫折する結果につながっていってのだと思います。
独学1ヶ月で合格できた勉強方法
個人的におすすめの勉強方法は、以下の3つです。
- YouTubeで解説を見る
- 過去問を解く
- 毎日勉強する
実にシンプルですが、順番とやり方が重要です。
僕はこの方法で、独学1ヶ月で簿記3級に合格できました。
まずは試験を予約して「退路を断つ」
勉強を始める前に、まずやってほしいことがあります。
それは、簿記3級の試験を予約することです。
CBT方式の場合、
事務手数料と受験料込みで3級は3,850円かかります。
決して大きな額ではありませんが、
お金を支払うことによって多少の痛みを伴います。
つまり、先にお金を支払ってしまい、
「もう後には引けない状態」を作ることで、
簿記の勉強を諦めるという退路を断ってほしいのです。
ここで、試験を予約せずに勉強を始めてしまうと、
まぁ、いっか。
まだお金も払っていないし、試験はまた受けられるし。
と逃げ道が出来てしまい、
そのまま簿記のこと自体を忘れてしまう可能性があります。
今やる気になっているなら、
先に試験を申し込んでお金を支払ってしまいましょう。
そこから、簿記3級の勉強は本当の意味でスタートします。
YouTubeで基礎と理屈を徹底的に理解する
試験を予約したら、次は勉強です。
僕はまず、YouTubeの解説動画で基礎を固めました。
参考にしたYouTubeチャンネルはこちらです。
[簿記系YouTuber?]ふくしままさゆき さん
この方の動画をおすすめする理由は、
基礎と理屈をかなり丁寧に解説してくれるからです。
動画は最初こそ20分程度ですが、
後半は30分〜2時間ほどのものもあり、正直楽ではありません。
動画の途中で問題も出してくれるため、
最初は動画以上の時間が掛かります。
ノートとシャープペンを用意して視聴するのがおすすめです。
動画内では、以下の流れが推奨されています。
- プレイリストを5周
- その後に過去問を5回分
5周もすれば、ほぼ動画の内容は覚えます。
僕は5周ぐらいで、動画内で出題してくれる問題は
ほぼ間違えなくなりました。
簿記3級初学者用の動画が、
再生リストでまとめられています。
▶簿記3級 初学者向けの再生リストはこちら。
僕は一度簿記3級に挫折しているのもあったので、
6週して基礎を完璧に抑えてから過去問に入りました。
過去問を繰り返して合格ラインを超える
YouTubeで基礎を固めた後は、
過去問を繰り返して「合格ライン」を超えることに集中しました。
僕はCBT方式で受験予定だったので、
過去問集に付属している、
オンラインで過去問が解けるサービスを利用していました。
そのため、紙の本はほとんど使わず、状態も綺麗なままでした。
試験合格後は、フリマサイトで売ってしまいました。
過去問を繰り返し解き、
ほぼ満点が安定して取れるようになれば、合格圏内です。
この過去問集では、
- 全12回分収録
- ネット試験・統一試験の両方に対応
しています。
こうした理由から、僕はこの過去問集を使いました。
CBT方式で受験する人には特に使いやすいと思います。

合格するための本試験問題集 日商簿記3級 2026年SS対策 (よくわかる簿記シリーズ)
この勉強法でよかったと感じた点
この方法で一番よかったと感じたのは、
理解したうえで合格できたことです。
例えば、すべての勘定科目が
- 資産
- 負債
- 純資産
- 費用
- 収益
のどれに当てはまるのかを、
理屈として理解できていました。
この理解があると、
未収収益のようなつまずきやすい論点でも、
自然と仕分けができるようになります。
暗記に頼った勉強ではなく、
「なぜその仕訳になるのか」「なぜこの仕訳が間違いなのか」を
何となくではなく、理屈で理解できたのが大きかったです。
つまり、簿記3級は基礎がすべてです。
その基礎を丁寧に解説してくれるという点で、
このYouTube解説と過去問を組み合わせた勉強方法は、
とても相性が良かったと感じています。
この勉強法が合わない人・注意点
この勉強法はシンプルで再現性がありますが、
すべての人に合うわけではありません。
正直なところ、
僕もこの勉強方法で勉強を始めて、
動画の2週目ぐらいまでは、
動画内の問題を間違えまくりでした。
この勉強方法は本当に合っているのか?
と何度も思いました。自信もなかったです。
ただ毎日、習慣として
少しずつ勉強を重ねていくと、
解説に対して理解が追い付いてきました。
だからこそ、再生リストを5周するぐらいまでは
動画で、もう少しだけ粘ってみてほしいと思います。
ただ、本当にこの動画での勉強が合わないと感じる人もいると思います。
例えば、以下のようなケースです。
- 動画を最後まで見る集中力がない人
- 「なぜそうなるか」を考えるのが苦手な人
- 毎日少しずつ勉強するのが難しい人
それでも独学に不安を感じる場合は、
無理にこの方法にこだわる必要はありません。
スクールが合っているという人も少なからずいます。
独学がどうしても合わない場合は、
スクールという選択肢もあることを覚えておいてください。
まとめ
この記事では、日商簿記3級に一度挫折した経験をもとに、
失敗した勉強方法と、独学1ヶ月で合格できた勉強方法を紹介しました。
結局のところ、簿記3級は
特別な才能や高度なテクニックが必要な資格ではありません。
大切なのは、基礎を理解しようとする姿勢と、継続することです。
そのために、
- 先に試験を予約して退路を断つ
- YouTubeで基礎と理屈を理解する
- 過去問を繰り返して合格ラインを超える
というシンプルな方法をおすすめしました。
やる気を長期間維持するのは誰でも難しいものです。
だからこそ、先に受験料を支払い、
「やらざるを得ない状況」を作ることが有効だと考えています。
もし今、簿記3級にもう一度挑戦してみようと思っているなら、
まずは試験を予約するところから始めてみてください。
そこから、勉強は本当の意味でスタートします。



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