本日の記事でわかること、こんな人におすすめ。
・VPNについての解説
・VPNを利用することのメリット・デメリット
こんにちは。
めにむむです。
本日は、VPNについて解説していきます。
中でもVPNのソフトに焦点を当てて解説していきます。
というのも、私達一般人にとってはVPNソフトの方がより身近であるためです。
VPNについて本記事で解説をしますが、本格的に解説をしようと思うと
インターネットや通信の仕組みまでを全て網羅して解説する必要があります。
そうすると内容がかなり難しくなってしまうため、
難しい部分を簡略化して初心者向けに解説します。
本日のお品書きは以下の通り。
・VPNとは？
・VPNを利用するメリットとデメリット
それでは、早速解説していきます。
VPNって何？
ここではVPNについての簡単な解説を行います。
VPNは『Virtual Private Network』の頭文字を取った略語で、
直訳すると『仮想のプライベートネットワーク』となります。
これがどのようなものかをざっくり解説すると、
『インターネットをより安全に使うためのソフト』
です。
これだけだと、
え？ざっくりしすぎてわからん（汗）
となると思うので、ちょっとだけ更に踏み込んで解説をします。
通常皆さんがインターネットに接続する時、以下のような手順を踏んで
インターネットに接続されます。
ここで問題になるのは、私達の端末からインターネットまでの情報を第3者が覗き見ることが可能
ということです。
特に気をつけたいのは、暗号化されていない通信。
具体的に言うと、外出先でフリーWi-fiを利用している方は要注意です。
フリーWi-fiの利用で気をつけたいのは、以下の2点。
・暗号化されているか
・暗号化方式がWEPの場合は利用を避ける
・httpのサイトには注意
暗号化されていないフリーWi-fiを何の対策も行わず利用していると、
通信を傍受される可能性があるのです。
暗号化されているとはいえ、油断は禁物。
暗号化方式にも色々あって、中でもWEPという方式は
簡単にパスワードの解析ができてしまうのです。
そして、http等の暗号化されていないサイトに繋いで個人情報などを入力してしまうと、
個人情報が漏洩してしまうと。
世の中には悪い人がいるんです。
そこで、VPNの出番です。
VPNを利用することで、情報を暗号化し安全にインターネットへアクセスすることが出来ます。
イメージは以下画像となります。
出典：NordVPN
VPNソフトを通じて通信をすることで、接続先のサーバーを経由して
インターネットに接続されます。
有料のVPNソフトであれば、各国に設置されている様々なサーバー経由で通信が可能です。
私達が通信を行っている機器、場所、検索内容を暗号化してくれます。
暗号化されることにより、第3者が情報を傍受することがもし叶ったとしても、
その暗号化された情報を解読する必要が出てきます。
昨今の暗号技術は優れていて、たとえ暗号文を傍受されたとしても
その暗号文を解読するためのかなりの数の鍵を用意する必要が出てきます。
基本的に暗号と鍵はセットで作成され、業界大手のNordVPNでは
256bitのAES機能が採用されています。
暗号化の際のbit数は鍵の長さを示していて、長ければ長いほど鍵の種類が多くなります。つまり64bitでは「2の64乗=18,446,744,073,709,551,616（1844京6744兆737億955万1616）」のパターンの鍵を持つことになります。
さらには256bitであれば「2の256乗=115792089237316000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000」という天文学的な数値となります。
この鍵を用意するのに、現在のスーパーコンピューターでもかなりの歳月が必要になると
言われています。
これは心強い！
この暗号化技術のお陰で、私達はより安全にインターネットに接続できるというわけです。
VPNを利用すると生じるメリット・デメリット
ここではVPNを利用すると生じるメリット・デメリットを解説していきます。
まずはメリットから。
VPNを利用すると生じるメリット
結論は以下の通り。
・安全にインターネットを利用できる
・地域特有のコンテンツにアクセスできる
インターネットの世界で、安全性は保証されません。
どこで個人情報が抜かれるか等、そんなのはわからないのです。
VPNを利用していない場合、私達はそんな危険だらけのインターネットの世界を
素足で歩きまわっているようなものです。
VPNはそんな危険な世界から、情報漏えいのリスクを減らしてくれます。
先程の例えで言うなら、VPNは足を保護する靴の役割を担っています。
素足で外を歩き回ったらガラス片などで怪我をしますが、
靴を履いていると靴底に刺さるだけで済みます。私達本体は無傷のことが多いですよね。
地域特有のコンテンツにアクセスできるようになるのも、VPNの特徴です。
例えば、Youtubeというコンテンツを例に出してみます。
私達の住む日本では普通に視聴が可能ですが、隣国の中国で
Google関係のコンテンツは利用が制限されています。
中国内で国外のコンテンツを楽しみたいと考えたら、VPNは必須なのです。
こういった制限を回避するのにも、VPNは役立ちます。
VPNを利用すると生じるデメリット
結論は以下の通り。
・通信速度が多少落ちる
・維持費がかかる
通信速度は多少落ちます。
更に言うなら、自分の接続箇所から遠いサーバーほど通信速度が落ちます。
そもそもVPNを経由して通信を行うと、通常の通信+暗号化という過程を踏んで
インターネットに接続されます。
例えるなら、VPN有りとVPN無しで目的地は一緒でも
目的地までの途中経路が一部違うということです。
例えば、家からスーパーに行く時。
家から目的のスーパーに行くのを5分かかるとすれば、
通常通り直接スーパーに向かうのにかかる時間は5分となります。
ただ途中で病院に行くとすると、病院に行く時間がかかりますよね。
病院に行く時間を5分とします。
家から病院を経由してスーパーに行くのにかかる時間は、計10分。
当たり前の話ですが、行く場所が増えたから時間がよりかかったというだけのこと。
VPNに関しても同じで、VPNの接続は暗号化という工程が追加されるので
VPN無しの接続より時間がかかるというわけです。
後は、固定費がかかるということ。
基本的にVPNのソフトを利用しようと考えると、月額費用がかかります。
無料のものもありますが、そういった無料のものはどこから利益を出しているのでしょうか。
中には善意でサービスを展開しているものもあるかも知れませんが、
悪意ある製作者がいる可能性もお忘れなく。
因みに、無料のVPNで2000万人以上の個人情報が漏れたという事件があったようです。
Seven Virtual Private Network (VPN) providers who claim not to keep any logs of their users’ online activities recently left 1.2 terabytes of private user data exposed to anyone who comes looking. The data, found on a server shared by the services, included the Personally Identifiable Information (PII) of potentially as many as 20 million VPN users, said researchers at vpnMentor, who uncovered the leak.
有料のVPNでもセキュリティが絶対破られないということは無いでしょうが、
無料のものより遥かにお金も注ぎ込んであって、技術もあるはずです。
更に、暗号技術を破ろうとするクラッカーも常に進化し続けています。
守る側としては、常に技術を進化し続けなければいけません。
古いセキュリティ技術はもはやセキュリティとしての役目を果たさないし、
新しいセキュリティを常に利用するためには、それを開発するための開発費用の一部を
私達ユーザーが負担する必要があります。
その為サブスク形式のものが多く、通常のウイルス対策ソフトと同様に買い切りのものは
ほぼありません。
コスト面で考えればユーザーにとっては不利な部分ではありますが、
安全性を取るなら、常に最新の技術が適用される有料の物を利用する方が圧倒的に良いでしょう。
まとめ
VPNソフトを、初心者向けに簡単に解説しました。
本日の記事を総括すると、以下の通りです。
・VPNソフトはインターネットを安全に利用するためのツール
・VPNソフトを利用することで、その国限定のコンテンツにアクセスできる
・VPNを利用すると通信速度が多少落ちる
・VPNは無料と有料のものがあるが、有料のものはコストがかかる。
だが、安全性で考えれば有料のもののほうが良い
現在は、各社が様々なVPNソフトを販売しています。
VPNソフトの紹介については、別の記事内で複合的に紹介してあります。
VPNを用いた小技を色々と紹介しているので、
気になった方は是非一度読んでいってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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