「雇われが合わないのは甘えだ」
そう言われることが多い。
でも実際に働いてみて、どうしても合わない人は確実に存在する。
私も間違いなくそのうちの一人で、これまでに雇われては辞めてを繰り返してきました。
何故このような事が起こるのか、考えをまとめてみました。
世間の前提
- 「我慢すれば働ける」
良いことがあれば、当然悪いこともある。
それは雇われに限らず、どんな生き方でも同じです。
ただ、一人でいる場合と、複数人で関わる場合では、
トラブルや感情の摩擦といった「イベント」の発生率は大きく異なります。
単純に、人が増えれば増えるほど、
良い出来事も、悪い出来事も増えやすくなる。
その中で、
良い出来事を皆で楽しみ、
悪い出来事を我慢して乗り越えられるかどうか。
そこが、雇われとしてやっていけるかどうかの
一つの分水嶺なのだと思います。
- 「正社員が正解」
フリーランスという働き方が以前より一般的になったとはいえ、
それでも「正社員が正解」という認識は、今も強いと感じます。
私自身も、そう思っていました。
会社が仕事を用意してくれて、
決められた時間に出社し、
与えられた作業をこなせばいい。
毎月決まった給料が確実に入る。
この安定感は、個人ではなかなか得られないものです。
雇われのメリットは、確かに大きい。
実体験
- 短期離職を繰り返したこと
恥ずかしい話ですが、これまでに短期離職を8社(うち正社員4社)経験しています。
そして、これらに共通しているのは、
業務内容よりも「人間関係」による消耗でした。
- 人間関係・環境で消耗したこと
学生時代から対人関係が得意ではなかった人にとって、
社会は正直、かなり厳しい場所だと感じます。
もちろん、「それでもやっていかなければならない」
という意見があることも分かっています。
ただ、私の場合は、
それがどうしても難しかった、というだけです。
同じような人は、決して少なくないのではないでしょうか。
私はストレス耐性が高いタイプではありません。
その点で、雇われという環境からドロップアウトしたのだと思います。
合わない人の特徴
- 常に監視・評価されると消耗する
正直に言えば、
仕事に全力を出し続けたいタイプではありません。
必要なことをこなしつつ、
できれば余力を残したい。
そう考える人にとって、
常に監視され、評価され続ける環境は、
力を抜くことができず、強い消耗につながります。
- 興味がないことを長時間続けられない
興味を持てないことに対して、
長時間、一定の集中力を保つ。
それが当たり前にできる人もいますが、
どうしても難しい人もいます。
これは意志の強さではなく、
性質の問題だと感じています。
結論は出さなくていい
「雇われが合わない人は、確実に存在する」
「そして、それを認めるところからしか始まらない」
少なくとも私は、そう感じています。


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