電子書籍は、Amazon Kindleや楽天Koboをはじめ、多くのサービスで手軽に購入できる時代になりました。
スマホやタブレットだけでなく、目に優しい電子ペーパー端末も普及し、
紙の本を持ち歩かなくても数百冊をポケットに入れられる――
まさに読書好きには夢のような環境です。
しかし、実際に電子書籍リーダーを購入し、数か月使ってみて分かったのは
「電子書籍リーダーは合う人には最高。でも合わない人は普通に後悔する」という現実でした。
僕が一番ストレスを感じたのは、ページめくりの反応が遅いことです。
ビジネス書や小説でもテンポが崩れて、読むのが億劫になりました。
この記事では、僕が購入した Onyx社のBOOX Nova3 Color を例に、
電子書籍リーダーのメリットとデメリット、購入前にチェックすべきポイント、
そして後悔しない選び方までを解説します。
買って良かった人、後悔する人の違いも含めて正直にまとめます。
後悔した理由(結論)
結論から言うと、僕が電子書籍リーダーを買って後悔した一番の理由は、
ページめくりの反応が遅くてストレスだったことです。
電子書籍リーダーは「目に優しくて読書に集中できる」と聞いていたので、
最初は期待して購入しました。
ですが実際に使ってみると、ページをめくるたびにワンテンポ遅れる感覚があり、
読書のテンポが崩れてしまいました。
僕が読んでいたのは漫画ではなく、ビジネス書や小説が中心です。
それでも、テンポよく読み進めたい場面ほどこの遅さが気になり、だんだん「読むのが面倒」という気持ちが勝つようになっていきました。
読書は一度集中が途切れると再開が難しく、結果的に電子書籍リーダーを触る回数も減っていきました。
そして最終的に、僕は電子書籍リーダーを手放しました。
その後、後継機としてiPadを購入しました。目への優しさを代償に、快適な動作を得ることに成功しました。
ただ、iPadは読書専用端末でないため、
他のことも快適にできてしまいます。
いつのまにかiPadは、寝る前にYouTubeを垂れ流す機械になってしまいました。
ここで言えるのは、端末の問題というより、僕はそもそも電子端末で読書するのが合っていなかったということです。
電子化してしまったことで、読書がスマホやその他の強い娯楽と並ぶことになります。
結果として、僕は読書より手軽な方を選びやすくなってしまいました。
電子書籍リーダーそのものが悪いというより、僕の読書スタイルには合わなかったという結論に至りました。
今は紙の本を購入するようになり、
外出時に携帯して読んだりしています。
主にネットが使えないときの娯楽や、
ネットから離れたいときの娯楽として機能しています。
この記事では、僕みたいに後悔する人の特徴と、逆におすすめできる人も整理していきます。
電子書籍リーダー購入の背景
僕はセール時に電子書籍を購入することが多く、結果的に複数のストア
(Kindle、Kobo、Google Play Books、ebookjapanなど)で電子書籍を購入しています。
ただ、ストアが分かれると
- どこで何の本を買ったか分からなくなる
- 読むアプリがバラバラで面倒
という状態になりやすいです。
そこで、各社で購入した電子書籍を1台の端末で管理したいと考えました。
これを目的にした結果、各社が販売している専用のKindle端末やKobo端末は、
基本的に自社ストアの電子書籍しか閲覧できないので候補から外しました。
そのため僕は、Google Playが使えて複数ストアを横断できる端末で、
さらに夜間でも目が疲れにくい
電子ペーパー搭載のBOOX Nova3 Colorを選びました。
良かった点(複数ストア対応・目がラク・電池持ち)
電子書籍リーダーには不満点もありましたが、「便利だな」と感じたメリットも確かにありました。
僕が良かったと思ったポイントを4つ紹介します。
複数ストアに対応できる
KindleやKoboが基本的に自社サービス専用なのに対し、BOOXはGoogle Playからアプリを入れられるため、
複数の電子書籍サービスを横断して利用できます。
僕の場合は、Kindle・Kobo・Google Play Books・ebookjapanなど複数のストアで電子書籍を買っていたので、
1台でまとめて管理できるのはかなり便利でした。
目に優しい
電子ペーパーは発光ではなく反射型表示なので、夜間でも目が疲れにくいのがメリットです。
特に夜間に読書する人にとって、
画面を見てる感が少ないのは大きなメリットだと思います。
日中はスマホやPCに時間を奪われても、
寝る前の数分だけ読書をしたいという人にとって、電子書籍リーダーは良い選択肢と言えるでしょう。
持ち運びやすい
1台で数百冊以上を保存できるため、外出や旅行でも荷物が増えません。
ビジネス書や小説なら数冊なので気になりませんが、漫画になると多い作品では50巻を超えるものもあります。
それを実物の本として家に保管するとなると、それなりの収納スペースが必要です。
電子書籍リーダーなら、端末1台にまとめて入れ持ち運べて、
「今日はどれを読もうかな」と自由に選択できるのが便利でした。
バッテリー持ちが良い
E Inkは画面を更新しない限り電力消費が少なく、充電は数週間に1回の単位で済むこともあります。
実際に使っていて、充電する回数は極端に少なかったと思います。
頻繁に充電する必要がないというのは、
読書専用端末として強みだと感じました。
※ただし、これらのメリットがあっても僕の場合は「ページめくりの遅さ」がストレスになりました。
電子ペーパー端末の弱点(残像、同期、オフライン等)
メリットも多い電子書籍リーダーですが、実際に使ってみると「ここが気になる…」という点もありました。
僕が特にデメリットに感じたのは、以下の点です。
動作が遅い
E Ink(電子ペーパー)は液晶や有機ELに比べて応答速度が遅く、ページめくりやスクロールにラグを感じやすいです。
普段から最新のスマホやタブレットを利用している人は明確に差を感じると思います。
僕の場合、この“ワンテンポ遅れる感覚”が積み重なって、読書のテンポが崩れてしまいました。
つまり、速度の遅さが気になって、
本の内容に没入できないのです。
結果的に読む回数が減り、
電子書籍リーダーは使わなくなっていきました。
残像(ゴースト)
ページを切り替えた後に、前のページの薄い影が残ることがあります。
完全リフレッシュで改善できますが、その処理にも少し時間がかかります。
僕は電子書籍リーダーで漫画も読んでいましたが、ページをめくったのに、前のページがうっすら残っているということがたびたびありました。
これを毎回リフレッシュで処理するのは面倒で、読書のテンポが止まってしまうのがストレスでした。
オフライン問題
ストアやアプリによっては、ダウンロードしていてもインターネット接続を求められる場合があります。
外出先や通信が不安定な場所だと、読みたい時に読めないこともあります。
これは端末というよりアプリの仕様ではありますが、外出時はオフラインで読むつもりだったので、この問題は想定外でした。
読書履歴の同期が微妙なことがある
複数端末で読む場合、アプリによっては読書位置や履歴がうまく同期されず、
「あれ?前にここ読んだ気がする」となることがありました。
スマホでも電子書籍を読むことがあったのですが、
スマホで読んだ分が電子書籍リーダーの方では同期されていなかったりと何かと不安定に感じました。
原因は端末というよりアプリ側の仕様かもしれませんが、
自動で同期されると思っていたのに、ページが同期されていないというのは地味にストレスでした。
満足感の欠如(紙の本に比べると物足りない)
紙の本をめくる感覚や、本棚に並べる楽しみがないため、人によっては読書体験が少し味気なく感じるかもしれません。
これはあくまで僕の感覚ですが、
紙の本を手に取っているときには、独特の満足感があります。
知的な時間を過ごしているような感覚があります。
今、数ある娯楽の中でも、知的好奇心を満たすための手段として本を読んでいるという、ちょっと背筋が伸びる感じです。
図書館が好きな人や本屋が好きな人は、ちょっとわかってくれる人もいるかもしれません。
あの知に満ちた空間にいることで、あたかも自分まで賢くなったような気分になります。
もちろん読んで理解しないと意味はありませんが、紙の本が手元にあるだけでも、気持ちの面で満たされる部分がありました。
※個人の考えです。
ここまで紹介したように、電子書籍リーダーにはメリットもありますが、
合わない人にとっては地味なストレスが
積み重なりやすい端末でもあります。
特に僕の場合は、ページめくりの遅さが原因で読書が続かなくなり、結果的に使わなくなってしまいました。
次は、電子書籍リーダーを買って後悔しないために、購入前にチェックしておくべきポイントを整理していきます。
後悔しない選び方(チェックリスト)
電子書籍リーダーは合う人にとっては最高ですが、合わない人が買うと
「使わなくなる可能性が高い端末」でもあります。
特に僕みたいに、普段スマホやタブレットの速度に慣れている人は、E Ink端末の動作の遅さがストレスになりやすいです。
そこで、購入前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
電子書籍リーダーが向いている人
- 外出先や旅行中にも読書をすることが多い
- 本の収納スペースが限られている
- 目の疲れにくさを重視したい
- スマホの通知や誘惑から離れて読書したい
- 多少の設定やアプリ導入が苦じゃない
3つ以上当てはまるなら電子書籍リーダー向き。
後悔しやすい人
- ページめくりの速さや快適さを重視する
- 読書を始めても途中でやめがち(習慣化が苦手)
- スマホやタブレットでYouTubeやSNSを見がち
- 紙の本の「めくる感覚」や満足感が好き
- 端末が増えるのがストレス(ミニマル派)
逆に「後悔しやすい人」に多く当てはまるなら、無理に専用端末を買わず、スマホや紙の本で十分な可能性もあります。
ちなみに僕は、こっちに当てはまる項目が多かったです。
たまに本を読むぐらいなら、
電子書籍リーダーは不要だと考えます。
比較(Kindle/Kobo/BOOX/折りたたみスマホ)
ざっくりどの端末が合うかを整理すると、こんな感じです。
| 製品 | 特徴 | 向いている人 |
|---|
| Kindle Paperwhite | Amazon専用・軽量・防水 | Kindle中心で読む人、Amazon利用が多い人 |
| Kobo Sage | 楽天系・大画面 | 楽天ポイントを活用したい人 |
| BOOX(Android搭載モデル) | Google Play対応・複数ストアを横断できる | 複数サービス利用派、設定やカスタムが苦じゃない人 |
| 折りたたみスマホ(例:Galaxy Z Fold) | 動作が速い・多機能・読書以外も万能 | 1台で全部済ませたい人、快適さ重視の人 |
※折りたたみスマホは価格が高めですが、動作の快適さは別格です。
僕みたいに「ページめくりの快適さ」が気になる人は、電子ペーパー端末よりスマホ・タブレット寄りの方が合う可能性があります。
紙 vs 電子(コストより「習慣化できるか」で決まる)
電子書籍リーダーを検討する時、
「紙より安いの?結局どっちが得なの?」と気になる人も多いと思います。
結論から言うと、コストは正直トントンになりやすいです。
電子書籍はセールで安く買える反面、基本的に売ることはできません。
一方で、紙の書籍は読まなくなったら売れる可能性があります。
こういった点も加味すると、コスト面では大差ないと感じます。
それよりも大事なのは、自分が本当に習慣化できるかどうかだと思います。
電子書籍と紙の本のコストは「条件次第」で変わる
ざっくり比較すると、紙と電子の違いはこうなります。
| 項目 | 電子書籍 | 紙の本 |
|---|---|---|
| 初期費用 | リーダー端末:2〜5万円 | なし |
| 1冊あたりの価格 | 紙より安いこともある(セール時は半額以下も) | 定価販売が多い |
| 保管スペース | 不要 | 必要(本棚・収納) |
| 買い替え費用 | 端末は5年程度が目安 | 基本なし |
こうして見ると、電子書籍は保管スペース面で強い一方、端末代がかかります。
ちなみに紙の本は、読まなくなったら売れる可能性があります。
売値は本や状態によって変わりますが、「最終的に手放せる」
という点では紙のほうが有利です。
最終的には、どちらが習慣化しやすいかで選ぶのが後悔しにくいと思います。
コストより大事なのは「読めるかどうか」
電子書籍が安く買えたとしても、
読まなくなったら結局コスパは悪いです。
僕の場合は、ページめくりの遅さがストレスになってしまい、読書が習慣化しませんでした。
結果的に「電子書籍は便利だけど、自分には合わなかった」
と気づけたのが一番大きかったです。
結論:習慣化できる方を選んだ方が満足度が高い
- 電子書籍:合う人には便利で最強
- 紙の本:読書が続きやすい人も多い
最終的には、
どちらが安いかより、続けられるかどうか
で選ぶのが後悔しにくいと思います。
電子書籍の注意点:サービス終了リスクもゼロではない
電子書籍は便利ですが、紙の本と違って
サービス終了や規約変更によって、
将来的に読めなくなる可能性がゼロではありません。
僕たちは電子書籍のデータを購入したわけではなく、閲覧できる権利を手にしたにすぎません。
もちろん大手サービスで突然読めなくなるケースは稀ですが、
「いつでも読めると思っていたのに読めない」という状況は起こり得ます。
心配な人は、電子書籍だけに寄せすぎず、
紙の本も併用したり、
DRMフリー(データとして手元に残せる形式)の書籍を選ぶなど、依存しすぎない形にしておくと安心です。
まとめ
電子書籍リーダーは、
- 本の保管スペースが限られている
- 出先で頻繁に読書する
- 目の疲れにくさを重視する
といった条件に当てはまる人には非常に便利です。
一方で、
- 動作の速さ
- 本をめくる感覚
- インテリアとしての本棚
を重視する人には、紙の本のほうが満足感が高いでしょう。
僕自身は電子書籍を導入して後悔した部分もありますが、状況や目的によっては非常に有効な選択肢だと考えています。
僕の場合は、電子書籍リーダーの反応速度に耐えられませんでした。
大切なのは「自分の読書習慣に合うかどうか」を見極めてから購入することです。
最後にひとつ補足すると、
電子書籍をこれから買おうと思っている人は、購入するサイトは1つに絞るのがおすすめです。
ストアが増えるほど、
「あの本どこで買ったっけ」「本を重複して購入」
なんてことがあり得ます。
お気を付けください。



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